「このままの生活で、本当にいいのかな…」
50代に入った頃、そんな思いがふとよぎるようになりました。
大きな不満があるわけではない。でも、この先の安心も見えない。
そんなとき、昔から何度も訪れていた沖縄での暮らしが、現実的な選択肢として浮かびました。
ひとりで移住する——
簡単な決断ではありませんでしたが、不思議と「怖さ」はあまりなかったんです。
何度も足を運び、下見もしてきたから。
ただ、それでも——
心の奥に、小さな引っかかりは残っていました。
◾️移住前の私が感じていた「もう一つの不安」
沖縄には、これまで何度も足を運びました。
観光だけではなく、「住む目線」での下見もしてきました。
だから正直、移住そのものに大きな不安はなかったんです。
でも一方で——
「実際に住んでみたら合わなくて戻る人もいる」
そんな話を聞くたびに、
「私は本当に大丈夫かな」と、ふと立ち止まる自分もいました。
それでも最終的に背中を押したのは、
「やらない後悔の方が大きいかもしれない」
という気持ちでした。
年齢的にも、「いつか」はもう来ないかもしれない。
だったら、今動こう。
そう思えたことが、最初の一歩でした。
そしてもうひとつ、忘れられない言葉があります。
息子に何気なく相談したとき、
笑いながらこう言われました。
「ボケちゃう前に、好きなことしろよ(笑)」
冗談っぽい言い方でしたが、
その言葉が妙に心に残ったんです。
ああ、そうか。
私はまだ、動けるんだなって。
本当に来てしまったな、と思うこともあります。
後から息子に言われました。
「本当に行っちゃったよ(笑)」
半分あきれたような、でもどこか嬉しそうな顔で。
でも今の私を見て、少しホッとしているみたいです。
以前よりも、イキイキしているから。
◾️ いきなり移住しなかったのが正解だった
移住と言っても、いきなり家を決めて引っ越すことはしませんでした。
選んだのは、
「まず住んでみる」という方法。
マンスリーマンションでの生活からスタートしました。
家具付きで、すぐ生活できる環境。
もし合わなければ戻ればいい、という安心感。
この“逃げ道”があったことで、気持ちに余裕が生まれました。
実際に暮らしてみると、
・地域ごとの空気感
・生活のしやすさ
・物価や距離感
・人との関係性
すべてがリアルに見えてきます。
この期間があったからこそ、
「自分に合う場所」をちゃんと選ぶことができました。
この「最初にマンスリーで住んでみる」という選択は、
今振り返っても本当に正解だったと思っています。
いきなり物件を決めていたら、
もし合わなかった時の不安はもっと大きかったはずです。
「まず試してみる」
この選択があったからこそ、
気持ちに余裕を持って移住を進めることができました。
◾️ 仕事と収入のリアル
移住で一番気になるのは、やはり仕事。
私の場合は、これまでの経験を活かせる仕事があったため、
完全にゼロからではありませんでした。
そのおかげで、比較的スムーズに仕事は見つかりました。
さらに感じたのは、
「沖縄でも仕事は意外とある」
ということ。
観光業や飲食、短期の仕事など、
選択肢は思っていたよりも広くありました。
そして私の場合は、これまでの経験に加えて、
本土で身につけた技術があったことも強みになりました。
もちろん、本土と同じ収入とはいきません。
でも実際に暮らしてみて感じたのは——
「贅沢をしなければ、きちんと生活はできる」
もちろん、人によって状況は違うと思いますが、
「思っていたより何とかなる」というのが、正直な実感です。
完璧じゃなくても、なんとかなる。
そう思えたことで、気持ちはぐっと楽になりました。
「貯金を切り崩す生活ではなく、ちゃんと自分で生活できている」
◾️ 沖縄移住して感じたメリット・デメリット
○良かったこと
・時間がゆっくり流れる
・自然が身近
・気持ちに余裕ができた
○大変だったこと
・良くも悪くもゆっくりしている(そこが好きで移住したんだけど)
・湿気や台風
・車がないと不便な事もある
◾️ それでも「来てよかった」と思う理由
不安がゼロになることはありません。
でも、不安を抱えながらでも生きていけることを知りました。
そして何より、
「自分で選んだ人生を生きている」
そう思える毎日があります。
あのとき動かなかったら、
きっとずっと同じ場所で迷っていたと思います。
最後にひとつだけ。
もし今、「少し気になる」と思っているなら——
いきなり移住じゃなくていいんです。
まずは、来てみること。
それだけで、人生は少し動き出します。
ーーーーーーーーーー
この記事を書いた人
沖縄移住を検討している50代女性向けに、実体験をもとにした情報発信をしています。
実際の生活や住まい探しの流れなど、これから移住する方に役立つ内容を継続的に発信しています。
ーーーーーーーーーー

コメントを残す